「演劇だからできる音楽」
額田大志が主宰する舞台藝術団体ヌトミックは、ミニマルミュージックなどの音楽的技法を現代口語演劇をはじめとする舞台芸術に応用する試みから端を発し、今回で3作目となる。横浜で開催された国際舞台芸術祭 TPAM2017への参加作品。英語字幕と舞台美術を制作した。
銀座に開店した100円ショップの社員、アルバイト、社長たちの会話の断片からなる3つの短編を4つの「楽章」に分けて解体・再構築して上演された。使用した元の戯曲はA4 1枚にまとまるほどの長さ。戯曲全文は当日パンフレットに記載され、開演前に渡される。

 

 

舞台床面に設置した砂鉄の輪。6人の役者の動きはそれぞれこの輪の中に制限される。踏むと足跡がつき、勢いがよければ飛び散る。